LeM0ND、新車を買う！？その1「トレール値」

巷では新車だの、新機材だの、賑やかであります。
私LeM0NDにおいても続きたいところですが、先立つものが無く・・・
思えば2011年2月のロードバイク大人デビューから同年9月の事故廃車を経て同年10月に投入したSCOTT CR1 PROを現在も気に入って使い続けております。
ただし未来永劫CR-1のままというわけにもいかないでしょうからとりあえず妄想だけは開始してみることに(笑)
題して「LeM0ND、新車を買う！？」であります。

まずはCR-1の現状把握から。
カタログのジオメトリを見ながらCAD製図・・・
など出来ないCAD素人さんに朗報！
BIKECADなるサイトにてざっくりフレーム図面が作れます（無料）！
妄想の具体化にはかなりオススメなサイトです。
手順の解説などはこちらを参照。

カタログなどのジオメトリをサイトの必要箇所に入力していくだけでこのようなイメージが出来上がります。
実際にCR-1を図ってみましたが、ほぼジャスト。
BIKECAD中々いい仕事しています。
まぁ参考程度ではありますが。

CR-1はカッチカチなレーシングではなくツーリング向け。
いわゆるコンフォート系ロードバイクであります。
柔らかめなHMFカーボンで疲れにくい仕様。
なので特に不満はありませんでした。

ブルベをやるようになってから気になる点が出てきました。
柔らかく疲れにくい仕様なのですが、
手放し運転が出来ないくらいハンドリングがクイックで、直進安定性に欠けるのです。
これは私にとって、長時間、超長距離を走行するブルベにおいて無視出来ない項目であります。

直進安定性が向上するメリット・・・
・マシンを細かくバランス制御する手間が減る（体力消耗の抑制につながる）

さらに、手放し運転が出来たら・・・
・補給食などを走行しながら素早く摂れる（時間短縮につながる）
・背筋や両腕を伸ばしたり回したりすることで疲労蓄積解消や気分転換が出来る
勿論十分安全が確認出来るシチュエーションにおいて出来る事であり、停車しての補給や休憩が一番良い事も理解していますが出来ないより出来た方が良いでしょ？

一方、直進安定性が向上のデメリット・・・
・ハンドリングが重くなる（軽快な運動性能の低下）

直進安定性と軽快な運動性能とのバランスが大事ですね。

以上を調べていく中でANCHORのフレーム設計思想が非常に参考になりました。

ANCHORによるとハンドリング性能の目安は、
「トレール値」としています。
700Cホイールのバイクで一般的な標準値は55～58mm程度。
許容範囲としては50～64mmまで。

私のSCOTTは56mm。
上記許容範囲からすると、真ん中くらいでしょうか。
バランス的には良いのかも知れませんが、体感ではクイック気味なのです。
手放し運転したいのです(笑)

「トレール値」

ズバリこれが次の新車選定の決め手となるでしょう。

続く